「スーパー便秘に克つ! (山名 哲郎 著)」を読んだぞ!
「スーパー便秘に克つ! (山名 哲郎 著)」を読みました。
べんぴについて調べていると、ときたま、山内先生の名前が出てきます。
「スーパー便秘」は、正式には「直腸性便秘」というらしく、NHKの「ためしてガッテン」や「あさイチ」で特集され、山名先生はその「直腸性便秘」治療の先駆者ということで、有名なようです。
本書を読んでみて、ぱぱちんは以下のように理解しました。
・スーパー便秘は、「直腸性便秘」のことで、主に以下の2つのタイプがある。
骨盤底筋がガチガチ・・・骨盤底筋協調運動障害
直腸のポケット・・・直腸瘤(ちょくちょうりゅう)
「直腸瘤」は、体の構造的に、ほぼ女性に限られる。手術が必要。
・便秘は、いくつかのタイプがあり、それらが複合している場合もある。
ふつうの便秘(弛緩性便秘)や、スーパー便秘以外に、ストレス性便秘(過敏性腸症候群)がある。
脳と腸は、脳腸相関とよばれる自律神経のネットワークでつながっており、
神経構造も似ているもので、自律神経の影響を敏感に受ける。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経が優位になると
腸の働きは抑えられ、副交感神経が優位になると、腸の働きは活発になる。
ストレスは、この自律神経のバランスを崩すため、便秘になったり、
下痢になったりする。対処としては、自律神経を整える、生活習慣の
見直しが大事である。
ふつうの便秘には、意外にも朝ごはんが大切である。
食物繊維の不足、腸のぜん動運動が弱いことが主な原因であり、
下剤に頼ってしまう人が多い。
腸にはセンサーがついていて、口から胃に食べ物が入ると、
収縮やぜん動運動を始めるようになっている。
朝は、腸のぜん動運動が最も高まり、便意がおきやすい時間でもあるので、
ふつうの便秘の解消には、朝ごはんが大切である。
朝、起きてすぐ、水を飲むとよい、というのは、腸のセンサーが反応して、
ぜん動運動が活発になる、という理由と、そもそも水分が不足して、
便が固まりがちになっている場合は、それを解消できる、という理由による。
・クスリが原因の便秘がある。
鉄剤、カルシウム剤、硫酸バリウム、水酸化アルミ(胃腸薬)、抗うつ剤、
抗精神病薬、降圧薬、など
本書では、その他に便秘解消の体操や食事の例、便秘薬の種類の開設、排便時の姿勢から大腸がんにいたるまで、幅広く説明されています。
本書の目玉である「スーパー便秘」、つまり「直腸瘤」は、体の構造的にほぼ女性に限られるようで、ぱぱちんは、この時点で、本書の対象ではなくなってしまいましたが、「朝ごはんが大切」という箇所は、たまに見かける「朝食をとるべきでない」説とは逆のものですが、実感としては納得できますよね。
ぱぱちんも、このところ、玄米と発酵食品を中心とした、和食の朝食が多くなっています。
いぜんは、キウイやヨーグルト中心の朝食でしたので、「太り始めるかな?と警戒したのですが、いまのところ大丈夫のようです。
和食は、日本人に、むいているんですかね?